今日FXを始めたばかりの人に習慣付けてほしいこと

 

 

つい最近FXを始めた方や
キャリアは長いけれども1ヶ月単位などで勝ち越したことがない方

こういった方達に是非覚えていただきたいのが
このブログでもしつこく記述しているマルチタイムフレーム分析です。

 

カタカナ英語にしてしまうと何やらめんどくさそうなネーミングですが
要するにマルチタイムフレーム分析とは
「色々な時間軸を常に意識しよう」という非常に簡単な習慣のことです。

 

これを習慣づけてしまうことで
FXで負けることはほとんどありえないと言うくらいに
勝ち負けの重要な要素ですので必ず最初に基礎を叩き込んでください。

さてFXには星の数ほどの手法やファンダメンタルズの着目点があって
初心者の方は惑わされてしまうかもしれませんし
キャリアが長い負け組の方は色々な商材などに付き合わされて
努力は延々と続けているけれども勝てないという方もおられると思います。

 

まずFX初心者の方に申し上げたいのは
「最初に目指すべきは勝つことではなくて負けないこと」だということです。
FXというのは新規参入した方の90%は3ヶ月で資金が壊滅して
マーケットから撤退すると言われています。

 

ですから3ヶ月なり半年なりを無傷かび微損で乗り切ることができれば
残りの10%=勝ち組に入ることができるわけです。
「そんな簡単なこと!」と思うかもしれませんが
これはとても難しいことです。

 

最近では売買手数料を取る業者はほとんどなくなりましたが
スプレッドというものがある以上は実質的な手数料というものはあります。
言葉を変えて言えばFXというのは50対50の勝負ではなく
49対51程度のほんの少しですがトレーダーにとって不利な勝負です。

 

ほんの少しですがリターンに不利がある以上は
何も考えずにあてずっぽうに売買を繰り返していけば
大数の法則でいつか必ず破産します。

まずこのスプレッドによる不利を跳ね返すために
テクニカル分析上の色々な手法があるのですが
ベテランで負け組を長い間続けてしまっている方には顕著な特徴があります。

 

FXで負けている人というのは例外なく長期足に注意を払っていません。
そして5分足や1分足などの短い時間足に拘泥しています。
これは初心者の方も絶対に陥ってはいけない負ける習慣です。

 

チャートの正しいイメージを持つことが何よりも大事です。

 

 

まずチャートというものは大きなものから順番に

月足、週足、日足、4時間足、60分足、15分足、5分足、1分足
という具合に並べられていることは皆さんご存知だと思います。

 

それでここからが非常に重要なのですが

 

FXにこれから真剣に取り組んで行こうという初心者の方
今までのやり方を全て捨てて正攻法を学ぼうという方は

 

データの分析だとか環境認識だとかそういうこととは全く関係なく
とにかくまず1日の最初にパソコンを立ち上げたら
ユーロドルとドル円とユーロ円と最低この3つの通貨ペアの
お茶でも飲みながら日足をゆっくりと眺めてください。

(間違ってもいきなりトレード画面を開くのは超NG)

それから他に特に気になる通貨ペアなどがある場合は
そのペアの日足も少し時間をかけて
(と言ってもせいぜい数十秒でいいと思いますが)
ぼんやりと値動きがイメージできる程度にざっと見て行くのです。

 

もちろん月足や週足を毎日確認しても構いませんが

当然のことながら月足週足は月週に一回しか足が増えませんので

為替マーケットが休みの週末にでもゆっくり見ておけば事足ります。

 

実は FX の勝ち組と負け組では初手から動きが違うのです。

FX の勝ち組はものすごい量の時間をかけてからトレードを行います。

FX の負け組は 状況を確認せずにトレードに突っ込んで行きます。

 

トレード画面を開いてしまうとどうしてもポジションをとってしまいたくなる

いわゆるポジポジ病というのは直さないと絶対に FX で勝てるようにはなりません。

 

一回のトレードに数ヶ月かけるようなスイングトレーダーであっても

朝エントリーして夕方には決済するデイトレーダーであっても

数分で決着をつけるスキャルピングトレーダーであっても

勝っているトレーダーというのは

自分が今、日足の中では(もしくは4時間足や1時間足の中では)どの辺にいて

どういう風向きの中で戦っているかというのは常に意識しています。

 

初心者の方には少し分かりづらい表現になってしまったかもしれませんが

あえて繰り返しておくと FXに限らず投機取引 というのは

いついかなる時も大きな風向きや水流を頭の片隅に入れておくもの

というのを 知識として是非覚えておいてください。

 

「大きな風向きとか水流って何なの?」

「大きな流れは何のために使うの?」

「それをどうやって使えばいいの?」

その辺をこれから説明します。

 

まずチャートというものは月足のような大きな川から
1分足のような小川まで
サイズの違う水の流れの集合体だとイメージしてください。
(ここでは便宜上、日足をいちばんサイズの大きな川として説明します)

 

日足の流れは 川幅数百メートルの大河のように ゆったりと大量の水を運んで行きます
1分足の流れは川幅数メートルの小川のように細くて急角度です。

普段水量が少ない時は、つまりマーケットにマネーが少ない場合には
大きな河がゆっくりと流れている横で
ちょっとした勾配の影響など受けて
小さな川が大きな河と反対方向に流れている場合も多々あります。

 

 

 

上のチャートの画像は2018年頃のニュージーランドドル日本円の日足ですが
上下に波を描きながら全体としては下方向に突き進んでいます。
日足で見ると大きな川の流れが俯瞰できるわけですが
もしもこれを5分足など一部を切り出して見たりすると
下のチャート画像のように上昇一直線に見えたりもします。

 

 

 

単刀直入に言ってしまうと
こういった場面で上昇方向にポジションを持ってしまいがちな人は
長期的に見て必ず負け続けます。

 

プロのトレーダーの中には
こういった逆張りの場面で利益を上げるのを得意とする人もいますが
それは名人芸やかっこいいなどといったものとは違って
機関投資家などに所属しているトレーダーは時間の制限などがあるために
いわば苦肉の策として逆張りをしているに過ぎません。

 

我々個人トレーダーがプロのトレーダーに圧倒的に勝っているメリット
「いつでも参加していつでも逃げられる」という最大の武器を生かすためには
こういうところで日足や4時間足などの大きな流れに逆らうべきではありません。

基本的にショートだけで取引するのが安全ですから

レートがチャネルの上に行くのを待ってから

ゆっくりと売り始めて、下まで来たら利確すればよいのです。

5分足が日足に逆行して上昇している間は

ノンビリと見物しているのが吉なのです。

 

 

例えば1分足や5本足でダブルボトムや三尊などの
勝利パターンの形が出来上がったとしても
60分足以上の大きな流れで変化が起きてしまったら
ナイル川や信濃川に押し流される近所の小川のように消えてなくなります。

ですから小さい時間足を参考にしてポジションをとる場合でも
日足には絶対に逆らってはいけないのです。

 

 

繰り返しになりますが我々個人トレーダーは時間を無限に持っています。
例えば多忙なサラリーマンや家事を抱えている主婦の方であっても
物理的に自由になる時間が少ないというだけであって
何かにトレードを強制されるということはないはずですから
ゆっくり時間をかけた上で納得した時だけトレードに参加すればいいのです。

 

自分がトレードする通貨ペアの日足が
上を向いているのか
下を向いているのか
地面と平行なのか

 

スキャルピングをやる場合でも
バイナリーオプションをやる場合でも
常に皮膚感覚として持っていれば
コツコツドカンということはほとんど起きないのです。

 

大負けする時というのは二つのパターンです。
日足などの長期足に逆らって長時間ポジションを持ってしまった場合。
長期足のトレンドが反転したことに気付けなかった場合。
どちらも少し気をつけていれば必ず防げる負け方です。

 

 

このサイトでは追々、使いやすいチャート分析を各種紹介していくつもりですが
まずこの「ポジションを持つ時は日足の支配下で」というのを
徹底して守れば、今までとは比べ物にならないほどの好成績が残せるはずです。

 

徹底して100%守ってください。