アメリカ時間のFXは阿鼻叫喚、特に経済指標のイベントには注意

 

 

アメリカ時間というのは正確には
東海岸のニューヨーク時間ですが
日本時間との時差は14時間または13時間(夏時間)なので
ほぼ地球の裏側のイメージでいいと思います。

 

 

そして彼らは露骨にパターン通りの
マネーゲームを仕掛けてきます。

 

 

ニューヨーク時間で午後になると
南北アメリカ以外の世界中の人たちが夜を迎えています。
そしてその時間に大きな資本を動かしてくるのは
ヘッジファンドを先頭としたマネーゲームの阿修羅たちです。

 

 

 

 

彼らの特徴は、個人であれ法人であれ大胆不敵でずるいことです。

全世界に向かって開かれているマーケットで
ズルなんかできるのかと疑問に思われるでしょうが
マーケットの参加者が少ないところで
大きなレバレッジをかけて
ボラティリティ(為替レートの変動率)を操りますから
ある程度は意のままにレートを動かすことができるのです。

 

彼らの目的は、眠りこけている人たちの持ちポジションを
強制ロスカットで飛ばして、自分たちが利益を得ることですから
レートが上に行こうが下に行こうが関係ないわけですが
そうは言っても、一応風向き通りに仕掛けた方が
成功率は高いので、さほど重大でもないイベントを
きっかけにして仕掛けてきます。

 

 

日本時間の22時か23時にニューヨーク市場は開くわけですが
割とありがちなパターンは
そのくらいの時間から謎のドル売りが始まって
入ったと思ったらすぐに戻ってきたり
ニューヨーク時間の夕方までかけてジワジワと戻ってきたり
終わってみたら元には戻っているのだけれども
日本のトレーダーの大勢が、ヒゲで刈られているという顛末も多いです。

 

 

彼らは何をしているかと言うと
ユーロドルやドル円はもちろん世界中の人が
ロングかショートでもっていますから
そのどちらかを強制ロスカットで退場に追い込んで
利益を取りに行くわけです。

 

 

単純化した例で言うと
例えば今1ドルを100円で日本の皆様がドル円をロングしていたとします。

勝ち組の日本人であれば99円60銭あたりより上で逆指値していますし
深く考えていない人ならば99円あたりで逆指値でしょう。

損切りの発想すらない人たちは、98円を下回ったところで
強制ロスカットかもしれません。

 

いずれにしてもニューヨークの豊富な資金を持っているトレーダー達が
今日はドル円を売って一儲けしようと企んだとすると
どうでもいいような指標とか
ツッコミどころ満載のトランプ大統領の発言を拡大解釈したり
とにかくドル安要因になりそうな材料に食いついて
もしくは言いがかりすらなく、突然ドル売りを始めます。

 

もちろんこういった仕掛けも毎回成功するわけではありませんし
実需の反対売買と重なって空振りに終わることもあります。

 

ただ最初のドル売りの仕掛けがうまくいくと
世界中の隙をうかがっているハイエナたちが追随してきますから
上手くいくことの方が多いようです。

 

ちなみに、こういう場合は相場の動きが人工的ですから
チャートも一方的になりやすく
パーフェクトオーダーなどのエントリーのきっかけも出やすいです。

もちろん誰にどういう思惑があろうがなかろうが
チャートが綺麗に並んでパーフェクトオーダーになったら
迷わずそれに乗って行くべきです。

 

こうなってくるともう
アメリカの意地悪で獰猛な狼と
その食べ残しをリスク無しで漁ろうとするハイエナで
マーケットが埋め尽くされてドル円は売られていきます。

 

まず最初に警戒心の強いトレーダーたちの
99円50銭辺りにある損切りが飛ばされて
ドル円が売られるスピードに少し勢いがつきます。

 

次に99円あたりにある損切りが飛ばされ
最後に98円で強制ロスカットされる人が続出すると
もう下がる勢いは止まらなくなります。

 

そしてもうこのあたりでドル円をロングで持っている人がいなくなると
ドル円の下がるスピードはゆっくりになり
今度は狼が利確を始めますので相場は反転を始めます。

 

ここで利確が遅れると自分がカモになってしまいますので
ドル円が下がっていくのを見てショートでエントリーした人達は
今度は大慌てでドル円を買い戻しますので
相場は元の場所に戻ってきます。

 

 

色々なバリエーションがありますが
大体こういったところが
ニューヨーク時間でヒゲが出るパターンの本質です。

 

もちろん本当にマーケットの参加者たちが
迷った上で右往左往して波が荒くなっている場合もあるのでしょうし

現実の我々、日本の一般人のポジションは
その大半を業者が相対で引き受けているので
私の説明にも一部正確ではない部分があるのですが

 

いずれにしても大抵の場合は意図的に、荒い波が作られて
そのあおりを食らって強制ロスカットにされる
日本の投資家がとても多いことも厳然たる事実です。

 

特にこれが、雇用統計のある金曜日だったりしたら
もうこのあと二日間は泣いても笑っても
ポジションを動かすことはできないので
週末にポジションを持ち越すことには私は否定的です。

 

もしかすると私の描写は一部間違っているかもしれませんが
全体の方向性として
他人のポジションを壊滅させて、その勢いを利用し
その力で自分のポジションを優位に持って行こうというやり方が
毎日普通に行われているのだということは間違いありません。

 

そういう騙し討ちが普通に横行しているのがFXの世界なのです。
騙し討ちなどと言うと言葉が悪いですが
相手の手の内が分かってしまえば
こちらはそれを利用すれば良いわけですから楽です。

 

 

 

利用すると言っても

普段と違ったことをする必要はありません。

 

 

 

 

普通にチャートを見て綺麗にトレンドが出ていたら
普通に損切りラインに逆指値をして
普通にエントリーをして
普通に利益確定をすれば良いだけです。

 

またニューヨーク時間の14時を過ぎると
ほとんどレートが動かなくなりますが
日本時間だと午前3時か4時になります。

ここからの3時間か4時間、ニュージーランドの相場が開くまでは
世界のFXは眠りにつきます。

 

 

 

まとめておきますと

 

1 日本時間の22時前後は明確な理由がなく乱高下することがある
2 他人の意図は関係なく、チャートが良い形になったらエントリーする
3 但し、ニューヨークの終わりは1日の終わりなのでレートが戻る可能性は高い
4 人工的な値動きは、自然な値動きよりもむしろ儲けやすい

 

こんなところでしょうか。

 

 

個人的なことを言わせていただくと
私はニューヨーク市場が好きです。
過去に短時間で大きな利益を上げた記憶が多いからです。

 

自然な値動きというのはどうしてもノイズが入りますが
ニューヨーク市場の場合は、比較的少ない参加者が大きなお金で
為替レートを一気に動かして

夕方が近くなってきたら利確して元に戻すという
人間の欲望そのままの値動きをすることが多いので
チャートを使って見た場合にもエントリーしやすいですし
行き着くところは1日の終わりか、週の終わりなので
撤収のタイミングも掴みやすいからです。

 

 

ユーロドルとドル円に限って言えば
どんなに値動きが荒くなったとしても
週を持ち越さなければ
逆指値の損切りが
大きく値を飛ばされるということもありませんから
夜は早くに必ず寝るという方でも
金曜日以外であれば値動きした方向でエントリーして
後は20銭刻み位のトレーリングストップに任せるというのもアリです。

 

 

ニューヨークというのは東京から見ると地球の反対側ですから
まともな生活をしている方には縁遠い市場かもしれませんが
単調で大きな動きをしやすい市場でもありますので
テクニカル分析とトレーリングストップを上手く使えば
リスクの少ないお宝市場として利用しやすくなるのです。